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人魚と永遠の命

コーンウォールで人魚を見ました。コーンウォールはもともと人魚の伝説で知られた場所です。ずっと行きたかったミナックシアターでの「フィガロの結婚」をやっと見に行った先月のことでした。 個人的には3歳の頃から人魚の孤独に共感して、一人で舞台を作って人魚姫を演じておりました。人魚は箱庭療法でも、「孤独」、「自己愛的傾向」、「潜在無意識からの影響力」として、箱庭やクライアントさんによって意味も違いますがよく出てきます。人魚は女性性のシンボルとして、「秘められた美しさ」、「自分でも受け入れきれないため人には見せられない自分」、「理解されない自分」、「知られたくなく隠したい自分」も象徴していると思います。 人魚は美しい歌声に誘われて出てくると言われていますが、この日もフィガロの奥さん役の女性のオペラ歌手が美しく歌っていたのにつられて来たようでした。人魚を見たのは初めてでしたが、思ったよりずっと怖かったので、美しく人を魅惑する存在を想像していた私はちょっぴりがっかりしました。むしろとてもパワフルな存在でした。 人魚が来てすぐに、そのオペラ歌手は声が出なくなり、代わりの人が影で歌い始めました。私が人魚を見てみたいと気軽に思ったことに微妙に責任も感じて、人魚が求めているかもしれないものを何となくチャネリングしながら送るように、遠くから人魚と話をしていると気のせいかそのうちいなくなりました。人魚がいなくなるとすぐにオペラ歌手は再び歌えるようになったようでした。何と英国人の友人が、この日の主役だったフィガロ役の歌い手とロンドンで同居するかもしれないらしく、この舞台での顛末はいつか聞けそうです。不思議なご縁ですね。 人魚の目は深い海の色。その目を見ると、魂の記憶が蘇り、うまく行けばウパニシャッドにあるような覚醒した状態になり、永遠の命を得ることが出来ます。 「これら自然に現れてくる知識と、奇跡にもたらされる知識の両方を知りそれらを見分けられる者は、まず最初の知識によって滅びることを安全に通り抜け、二つ目の知識を超えることによって永遠の命を得る。」に向かって強引にその人を覚醒させると思われます。 人魚からは「奇跡にもたらされる知識」だけになるので、「自然にもたらされる知識」が備わっていないと叶いません。また、結果的にその人が具体的にどうなるかはその人次第だと思います。 人魚は天使じゃないので、人間のためにそれを行うわけではなく、そのときに相手の得る永遠の命を自分の魂に刻み付け、受け入れようとするのだと思います。人魚は永遠に生きているような、最初から生きていないような存在なのです。 https://leaves-blog.com/2013/04/27/ウパニシャッド抜粋私訳/

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