こちらでは、2017年11月1日に行いました、宇宙開き:「新しい太陽」ホルス神殿のホルス神事の儀式とイベントのご報告を申し上げます。
ホルス神殿は、今回訪れた神殿で最も新しい神殿で、あまり破壊されていないために、その神聖さが未だ残っている貴重な神殿の一つでした。破壊や穢れが神殿に及ぼす影響の大きさに呆然としました。他の神殿も破壊されていなかったら、訪れる人々に畏敬を抱かせ、こうした神聖な空間をもたらしてくれていたのだろうと思います。それを邪魔するために破壊したという意図は、破壊された神殿に関しては実現していることをあらためて感じられました。マヤにしても、エジプトにしてもその他の文明でも、どうしてあそこまで執拗に神殿を破壊したのか。(神殿によっては破壊するのに100年とかかかっているそうです)それは間違いなく、それが素晴らしく、彼等が魂までも侵略したかった人々の心を動かしてしまうからだったのでしょう。
カルナック神殿、ルクソール神殿、その他の神殿でも、聖域にいる間中ずっと叡智や神託がおりて来ておりました。どれも、書物、チャネリングその他でこの地に来る前に知ることができたこととは全く違う印象を、エジプトに王と神官を中心として栄えた神聖な文明の理解に与えてくれました。それは、力を超えた愛の聖なる文明の側面でした。
ホルス神殿では、そうした叡智や神託以外に、特別に神聖な愛に満ちた祝福の光がずっとおりて来ていました。今回のチーム一同が言葉では言い尽くせない感動で胸が熱くなる中、何とか観光客のいない「至聖所(神殿の中で最も神聖な場所で、当時は王と大司祭だけが入ることを許されていた)」に入って、当日神殿を歩き進みながら行っていた儀式のまとめをおこないました。
生命を育む愛、生かす愛、常に超越し続けようとする魂を鼓舞する神聖な波動。
それは、神殿の壁面を覆い尽くす聖なる祈りのマントラに、それらが実現する封印解除の波動を待ち続けているように刻まれていました。そして、力強くも古代から輝き続ける太陽の風化の祝福をなおも受けながら、古人の生命と誓願の歴史を讃えながら、それら全てへの私達の感動と畏敬に満ちた尊い「新しい始まりを祝う祈禱」の波動に応えるように、「生命を育み、超越し続ける魂を鼓舞する覚醒の神聖な波動」は、ゆっくりと放たれていくように見えました。
聖なる命を、超越した永遠の命を享受する、魂を覚醒せんとばかりに。
それはその神殿だけから放たれているものでなく、新しい太陽の照らす地上全体から、宇宙に向けて放たれているようでした。
「新しい太陽」の儀式の準備は、今回エジプトに来て最初に行った「カルナック神殿」から、ずっと始まっていました。それはホルス神事というだけでなく、宇宙の成り立ちと動きと進化の方向性をチャネリングし、その流れに地上から始まる宇宙全体を整えるように、旋律を整える「天空のオーケストラ」によって、準備されていたのです。
地球の誕生を助け、そこから生命が生まれるのを助け、あらゆる有機体の発生と誕生を可能にして来た太陽が変わるとき、それら全てはことごとく変わります。私達も、何もかも、この太陽の下にある全てのものが変化し始めています。滅び方、風化の有り様さえ変わって行くのです。そうした物質を超越しながら、それらを成り立たせている私達の本質的な存在が、新しい太陽と呼応し、今は共同作業を始めています。
このイベントの感想は、すぐには思いつかないかもしれません。一ヶ月間に渡り、感想をお受付しておりますので、どうぞ思いつきましたら何度でもお書き込みください。ご自身の体験をシェアされることで、他の方のプロセスを手助けすることも出来ます。感想をいただきますたびに、皆様の状態を最善・完全に整える「宇宙の祝福」をお送りしています。
愛と感謝をこめて
仲裕美子、エジプトチーム一同