ケンタウロスの伝説

 

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バラ十字軍の資料より

鍊金術では、雲は、人間がスピリット(神聖)と交流する媒体として、神聖なものとの繋がり、もしくは神聖なものと繋がるための浄化を象徴しています。

今回、儀式で訪れる、ギリシャのペリオンは、「テッサリア」と呼ばれる地区にあります。古代テッサリアには、人類初めての親族殺しを犯した罪人でありながら、地上での存在をゼウスによって許されたイクシオンという王様がいました。テッサリア王であるイクシオンは、その後ゼウスの恩赦を裏切ってゼウスの妻を犯そうとしました。その時イクシオンが犯したのは、ゼウスがその企みを事前に見抜き、ゼウスの妻ヘラに似せて作った、「雲」の固まりネペレだったのです。

反省しない罪悪人のイクシオンと、雲のネペレが交わって生まれたのが、ケンタウロスでした。

情欲と強欲と不誠実の罪により、(後にエジプトのトート神とともに鍊金術のマスターと言われるようになった)ヘルメスによってむち打たれた後、奈落であり底なし地獄そのものである偉大なる神タルタロスに送られ、そこで火焔車に縛り付けられ今も永遠に火の中を回転させられているそうです。

ケンタウロスは、テッサリアのペリオン山に住み着いて、その後も野蛮で色欲にふける暮らしをしながら、ケンタウロス族という種族を作りました。

image_thumb[5]ケンタウロスは、下半身が馬で、首から上に、人間の上半身を持っていると言う、半人半獣です。人間の押さえきれない情欲や誘惑を象徴しながらも、「精神性(人間的部分)」と「獣性(動物的部分)」を融合・調和させる力を秘めた者という意味があります。その両方を同時に存在させることが出来ているが故に、超越的な力を持つことで知られています。

ある意味、ケンタウロスは、闇の受容を体現しています。でも闇は受容するだけでなく、統合する必要があるのです。光と闇の間に境界線を作らないこと。それは内的混沌を意味しながら、そうした精神的混沌を超越した愛と調和を覚醒していることを示しています。

ケンタウロス一族で、こうした超越的な力を、情欲や誘惑に流されること無く、バランスよく創造的に使えていた存在には、ケイローンというケンタウロスがいたようです。ケイローンは、ケンタウルス座などのモデルになっています。

タルタロスは、奈落、底の無い地獄そのもの。カオス、ガイア、エロスとともに生まれた原初の神々の一柱です。イクシオンが、タルタロスのところで、永遠に火の中を縛り付けられて回転しているのは、まさに私達のカルマによる罪の再現性と、スピリット(火、神聖)による浄化を象徴してもいるように思えます。

そのタルタロスのその奈落は、神々でも底にたどり着くことが出来ないほど深いと言われています。神々でもたどり着けないというのは、どういうことでしょう。私は、それは人間として、罪を犯しながら行きている私達にしかたどり着けないということではないかと思います。そこに人間がたどり着いたとき、この世界は、光と闇の完全な統合に向かって、神聖さえも変化していくのではないかという、ちょっと非現実的な妄想をしてしまうのでした。非現実的、でも、私達人間に託された役割は、神や天使、その他の存在がこんなにも介入して手助けされるだけのものであり、この世界と宇宙にとってとても大きな役割であることを考えると、意外と妄想でも無い気がします。

また、この物語だけでなく、私達人間には、予想も出来ないほどの大きな潜在能力が秘められていると思います。それは、全く新しい方向性に、私達と世界を革新して行くものだと思えるのです。

来週8月18日のシャーマニックリチュアル(儀式)から始まるイベント「魂の闇夜を超える旅」で、私が儀式とワークを通して、フォーカスしたいテーマは、深い闇を極め、自分の真実、自分の本質である真実の愛を見極めるということです。一人一人の真実は、一人一人に独自です。でも、それは孤独のようで、実際には孤独ではありません。こうした覚醒を通してもたらされる真実は、「あらゆる力に勝り、妙なるものを打ち破り、形ある物を貫く」(リーブスジャーナル、「エメラルドタブレット」私訳より)のです。その真実が、世界を作るのです。

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