光と闇を分けているのは私達の意識であり、それは肉体と精神を分けるように、両者の間に「距離」と「分離」を起こします。アセンションの5次元では、二極化はなく、個々の誓願による創造性と独創性が高まり、異なる存在が、絶妙な宇宙的調和の中で完全な表現を得て存在します。
もともとひとつだったものが別れて、異なるもののように多様な性質を見せながら存在しています。それはその「ひとつ」の多面性ではありません。「ひとつ」が別れる前にはこうした多面性は存在していなかったのです。つまり、「ひとつ」は「ひとつ」のまま、別れたような様相を見せる形態をとることによって、「存在」できているのです。
アセンションは、ただ「ひとつ」になるのではありません。この「ひとつ」が「存在」し続けるために、「別れる」という活動は続くのです。「別れる」という活動は、三次元的ないい方をすると、むしろ超越的に増加します。別れた後の「ひとつ」であることの覚醒のもとに起こる表現あるいは生命が、「ひとつ」として交流し、お互いを創造しあう、新しい「ひとつ」の存在方法に進化すると言うことなのです。